私の守護天使まで自己否定ちゃんだった話

SRT(スピリチュアル・レスポンス・セラピー)は、ハイセルフと協力して行うセラピーなので、ハイセルフの意識レベルを常にチェックしているという話を、前回書きました。 

→ハイセルフとハイヤーセルフは別存在
(まだ読まれていない方は、こちらをどうぞ♪)


それに加えてSRTでは、守護天使の意識レベルも常にチェックしています。守護天使も必ず誰にでもいて、私達をサポートしてくれる、主要なメンバーだからです。守護天使の役割は、その名の通り、担当するその人を守護すること。肉体的、精神的、感情的の3つの面において守ってくれています。


ハイセルフと守護天使でおもに構成されるグループのことを、

SRTでは「スピリチュアル委員会」と呼んでいます。  

「スピリチュアル委員会」って、なんだかとても楽しそうな名前ですよね。
フワフワしたイメージのある「スピリチュアル」と、
とても現実的な「委員会」という言葉との組み合わせ。


SRTベーシッククラスでこの概念を習った時、あちらの世界は意外にシステマチックなのねと感心したのを覚えています。ハイセルフも守護天使も、スピリチュアルなオフィスを持っているそうです。スピリチュアルオフィスに勤務して、お役目として私達を助けてくれているんですね。

ハイセルフや守護天使というと、パーフェクトな高次の存在と思われがちなのですが、彼らも私達と同じように、学び、成長していく存在です。そして彼ら自身にも、課題や問題、つまりは持ち越しているプログラムがあります。

ハイセルフと守護天使は、自分と似たタイプが派遣されることも多いので、SRTではクライアントさんご本人のプログラムをクリアする際に、ハイセルフと守護天使にも同じプログラムがないかを、必要に応じてチェックしています。彼らのプログラムが、ご本人に影響を及ぼすことがあるからです。


「なぜハイセルフや守護天使にプログラムがあるの?」
と思われるかもしれません。
ハイセルフや守護天使にも、私達と同じように過去世があり、彼らも人間だったことがあるためです。だから彼らも実は、傷ついていたり、感情があったりするんですね。


SRTベーシックの授業中のこと。クリアリングの練習をしていると、ハイセルフと守護天使が、セッションをブロックしてきました。彼らがブロックしてくる理由は、彼らの意識レベルが落ちている、職務放棄のエネルギーが出ている、何かをこちらに気づかせたいなどいろいろあります。

この時は、私に真実を見せたらかわいそう、傷つけたくないという配慮から、ペンデュラムの動きが不自然になりました。彼らが私に隠そうとしたのは、男性だった私が男性から性的虐待を受けていた過去世と、今世で妹のインナーチャイルドを傷つけていたということでした。

授業では、生徒もそこで初めてSRTをするわけですが、ハイセルフや守護天使もまだ慣れていないので、こんなことが起こります。真実を隠されたのでは、セッションが成り立たないので、「私は何を見せられても傷つかないし大丈夫だから、これからは真実を示してね。」と伝え、その後、間違った気遣いはなくなりました。 


けれど数か月経ったある日、私の守護天使が突然ブロックしてきたのです。自分にSRTをしようとしていた所、強烈に私の気を引こうとする感じがあったので、守護天使自身のクリアリングが必要かしらと思い、過去世などいろいろリサーチしていきました。

そこでわかったのが、「私の守護天使も自己否定ちゃんだった」ということです。
自分と似たタイプが派遣されるとは、まさにこれだわと唖然。苦笑(*^_^*)

なぜ急にブロックしてきたかというと、どうやら前夜の飲み会での会話に触発された様子でした。私の隣にいた女性が、親に大事にされなかった自分は傷ついていると、お酒も入っていたため、子ども口調になって私や周囲に甘えていたのが、うらやましかったのかもしれません。

「天使の私だって傷ついているもん、甘えたいよ。」という気持ちだったのでしょう。
私の守護天使から出てきたエネルギーは「低自尊心」「自分への憎悪」「価値がない」など、自己否定につながるもののオンパレードで、「被害者意識」という項目も示されました。

これから「脱!自己否定ちゃん応援コンサルタント」としてやっていこうという時に、こんな状態ではさて困ったと、必死で自分の守護天使に説得を始めた私。


「自己否定から脱却した私を見守っていたあなたなら、いくら周りに愛を求めても、結局自分で自分を愛することでしか、そこから抜け出せないのは知っているよね。私と同じように乗り越えて!そしてこれからもサポートして欲しい。」


でも私の守護天使さんには、もう少し時間が必要だったようです。クリアリングをして何度意識レベルを上げても、またすぐにガクンと下がるので、セッションができなくなってしまいました。

ハイセルフの意識レベルが低い場合、教育するのか、交代なのかを、スピリットに相談して決めますが、守護天使も同じです。スピリットの答えは、交代でした。成長のペースやタイミングは人それぞれですが、天使にとってもそれぞれなんですね。


当時、私の守護天使は一人で、生まれた時からずっと46年、一緒にいてくれた存在でした。彼女がそばにいることを知った18年前に、翼を鏡に映して見せてくれたり、ミリスという名前をつけたりしたこともあって、かなり親しみを抱いていました。守護天使はずっと変わらないと何かで読んでいたため、ハイセルフならともかく、守護天使を入れ替えるなんて、実はかなり抵抗がありました。

ためらったまま2週間が過ぎた頃、守護天使は一生同じという情報自体が間違っていることを知った私は、そこでやっと自分の意識を変えることにしました。当の守護天使さんも、「もう疲れた。交代したい。」と伝えてきたので、感謝でお別れをして、新しい守護天使さんに来てもらったのです。

その時ハイセルフが、私にクリアリングするよう示したのが、「礼儀」の表現にブロックがあるというチャートの項目。「長年仲良くしていた守護天使さんを交代させるなんて、礼儀を欠いているのでは?」と私が思っていたため、そうではないよと教えてくれたのでした。

意識レベルに差ができたのに、SRTにも支障をきたすのに、お互い我慢しながら一緒にいるのは、私にも守護天使にも幸せなことではなく、礼儀として関係を続けなければと相手に無理強いする方が、むしろ私のエゴだったということですね。

新しい守護天使さんに対して、心をフリーにしておくことを決めた私は、こう声をかけました。

「ずっと一緒にいるのが自然で、どちらにも幸せなことなら、それはそれでうれしいけれど、そうでなくてもOK。そばにいる間はよろしくね。」


天使というと一般的には、翼があってフワフワしたイメージかと思います。私もそんな姿を思い浮かべるのが好きです。けれど守護天使は、実はもっと身近でリアルな存在。

守護天使に人間の経験があるということは、自分も誰かの守護天使だった可能性があるということなんです。実際にSRTのセッションで、守護天使の過去世が出てくる方は、たくさんいらっしゃいます。自分が天使だったことを想像したら、守護天使に対して、親近感がわいてきませんか?

そして守護天使も、私達と同じように成長の途中。意識レベルが合わなくなった時は、交代ということも、頭の片隅に置いてみてくださいね。私のように、躊躇される方もいらっしゃるかもしれません。ですが人生を好転させたいのであれば、その時の自分に合った守護天使が必要になります。

特にSRTの初めのうちは、守護天使やハイセルフを交代させることがよくあります。ご本人の意識レベルがグンと上がる時だからです。どちらかといえば、「おめでとうございます!」という出来事。その際は、ちゃんとその時のあなたにぴったりの方が来てくれますので、ご安心くださいね(^_-)-☆

 

・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。

 
SRTとは      

セッションメニューはこちら 

2017年09月28日 | Posted in SRT | タグ: , , , , Comments Closed 

関連記事