事実は小説よりも奇なり~琴のそばに現れた女の子~

今回は「世にも奇妙な物語」のテレビドラマのような、ご依頼のクリアリングをした時のお話です。クライアントの女性T様から、おばあ様の形見の琴にまつわる、こんなメールをいただきました。掲載を快く許可してくださったT様、ありがとうございます。

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祖母の形見の琴が、もらってきて以来ずっと和室に立てかけたまま、10年以上放置されています。祖母は生前、とある宗教に入信していて、そこでの習い事で使っていたものだと記憶しています。

前回のセッション当日、何気なく琴のそばを通ると、透明な、湯気のようなものが噴き出しているのが視えました。瘴気でも出してるのかな?と、意識を琴に向けたとたん、ものすごく強力な圧に襲いかかられて、すごく気分が悪くなり、倒れそうになりました。貧血を起こした時のような感じで、思わずうずくまりかけましたが、出かける用事があったので、なんとか気力をふりしぼり、急いでその場を離れました。

関係あるかどうかわかりませんが、その後、琴のそばに15~16歳くらいの若い女の子が現れ、ずっと居座っています。着物をアレンジした衣装を着た、アイドルのような姿に視えますが、くわしく視ようとすると、圧の攻撃が発動しそうな気配がするので、そばを通ることはあっても、基本的に無視しています。

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さて、JUST(ジャパン・ユニバーサル・スピリチュアル・セラピー)で調べてみると、T様とおばあ様と、この宗教団体の関係者複数人との過去世が出てきました。T様自身は信者ではなく、この宗教と無関係だそうですが、過去世の因縁がある方達が、この宗教団体にいたということですね。

T様とおばあ様が詐欺師として組んでいた、ある過去世では、悪天候で見晴らしが悪い中、無免許運転をしていたT様が、ひき逃げ事故を起こしていました。この時に車でひかれた男性2名が、現世でおばあ様が入信していた宗教団体の方でした。おばあ様もT様の車に乗っていたのですが、T様もおばあ様も、被害者を放置して逃げたため、男性2名は、病院に運ばれることもなく、そのまま亡くなっていました。

また別の過去世では。T様とこの宗教団体の方達が、加害者同士として出てきました。T様のおばあ様はこの時一緒ではなく、T様だけ。現世で接点がないように思えても、過去世ではわかりませんね。

多次元の地球で、T様はこの時、息子二人と娘一人のいる父親でした。この娘が、琴のそばに現れた若い女の子だったのです。現世に当てはまる生まれ変わりの方はいないそうです。

父親(T様)が、14歳だった娘に近親相姦、妊娠、堕胎という事態を引き起こしています。娘が精神障がい者だったため、他の家族の誰もが、父親(T様)の味方をして、本来被害者であるはずの娘一人が、さらに精神的に追いつめられることになりました。


娘(琴のそばに現れた女の子)がこの時、残したエネルギーは、「ノーと言えない」「パニック」「児童虐待」「家族全員から見て見ぬフリされた」「孤立」です。

父親(T様)の味方をした家族5人(娘の兄二人、母親、父方祖父、母方祖父)が、現世でT様のおばあ様が入信していた宗教団体の方でした。


プログラム化していたこれらの過去世や、他にもいくつか必要なクリアリングを行った後、T様にご報告しました。T様のご感想です。

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祖母の形見の琴から、私に対する某宗教団体の関係者との因縁が出てくるなんて、本当に、びっくりしました。信者だったのは祖母で、孫の私には今世では何の接点もありませんでしたから。しかも今、私の持ち物ですらありません。母のものです。

因縁やプログラムというものは、時間や次元、時空を超えて、モノを媒介に、思わぬ形で出現することがあるんだなあと、ちょっと怖くなりました。まるでオカルト映画の「いわくつきの代物」のようです。おかげさまで、若い女の子の姿は見えなくなりました。

それにしても、私って本当にひどい奴ですね!(というか最低です!)謝罪文を読み上げるだけでは、本当に申し訳ないので、自分なりの言葉で、今の自分の謝罪の気持ちを正直に、声に出して謝りました。今世の私がしたことではないけれど、今回の被害者と、今まで「私」という存在が傷つけた、すべての被害者に謝罪して、創造主様に無条件の愛と癒しがあまねく届くよう、祈りました。

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深く学んで成長するために、そもそも誰でも、良いことと悪いこと、両方を必ず体験するようになっています。良いことしかしていない魂は存在しません。

とはいえ素直に謝ることは、関係性の修復にはとても大切で、これは現世だけでなく、過去世の因縁がある相手にも届きます。

報告書には、被害者への謝罪文を載せて、クライアント様に読み上げていただいています。T様のように、自分なりの言葉で謝意を伝えることも、とても良い方法ですね!

さて琴から始まった今回のお話。
T様とおばあ様、この宗教団体との過去世の因縁が根深くて、後編へと続きます。

後編はこちらです。
→事実は小説よりも奇なり~木製の棒針~ 

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