事実は小説よりも奇なり~早く人間になりたい~

JUST(ジャパン・ユニバーサル・スピリチュアル・セラピー)をやっていると、「事実は小説よりも奇なり」ということに、たびたび出会います。

今回は小説というより、「事実はアニメよりもドラマよりも奇なり」といった方がぴったりなお話。

クライアントの女性T様が体験された奇怪な世界を、セッションを通じて、私も約2か月にわたり、垣間見ることとなりました。そんなノンフィクションストーリーを、連載でご紹介させていただきますね。

掲載を快く許可してくださったT様、ありがとうございます。

T様のこんなご依頼から、それは始まりました。

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家の中で、不可思議な異形のモノたちがたくさん見え、活発に活動し始めたので、さすがにちょっと参っています(苦笑)。私には視えてしまうだけで、その原因がわからないので、とても不安なのです。自分の部屋にいても、何かしらの気配と圧力を感じるので、ちょっと落ち着きません。ですので、私に対して悪意や敵意を向けて攻撃してくるモノを、その原因とともにクリアリングしていただきたいのです。

2階の和室の押入れの前、洋ダンスの横あたりに、1mぐらいの長方形の異形のモノがいまして(ぬりかべみたいな)、太い眉を吊り上げ、ギョロっとした目で、階段を登って自分の部屋に入る私をにらみつけています。この存在が、今、一番私に対して敵意を向けてきています。あと私の部屋のドレッサーの前に、これまた1mほどの、きのこか、お地蔵さんのような姿の存在が数体、現れます。気配が独特で、ヒトのように強い感情や意志を向けてくることがあまりなく、野生動物のような感じです。

1階では玄関の廊下で、足を九の字に曲げてべったりと這いつくばってくる男性を見かけたり、今朝はこれまた1mぐらいの子どものような存在が、キッチンから居間へ走り抜けたり、居間と和室の境目のソファーの横あたりに、上半身がゴツゴツした蟹で、下半身はヒトの姿をしたカニ怪人(笑)のようなものが立っていて、会社に出かける私をじっと見ていました。

半獣半人のような存在たちが多数いて、うろうろしています。出先でも、場がよくないところだと姿を現し、私の正面に立ってじーっと見つめられるので、さすがに今回は、慣れていても、正直怖いです。病院の待合室でも、インコか魚の頭をした半獣半人の存在に見つめられました。

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ちょうど依頼をいただく少し前に、「ゲゲゲの鬼太郎」に出てくるようなキャストをチャートに入れる必要があるかもしれないと、JUST創始者の稲垣先生から聞いていたところだったので、これはもしかしてと思いました。

はい、妖怪ですね。

T様のご自宅が、いわば妖怪ランドのようになっていたのです。9つの別次元につながっており、妖怪が出入りしていました。潜在意識でこれを許可し妖怪達を自由にさせていたのは、T様と同居されているお母様でした。T様が私にクリアリングを依頼することを察知した妖怪達が、それをおもしろくないと思い、T様に敵意を向けていたのでした。

小芝風花さん主演のドラマ「妖怪シェアハウス」のリアル版さながらですね。

「世間ではもうすぐハロウィンですが、今は我が家がハロウィンパーティー状態よ!」と叫びたい気持ちでいっぱいだったというT様。現実世界で妖怪達に囲まれる日々は、なかなか大変だったようです。


ということで、まずはお母様のクリアリングをすることになりました。お母様の顕在意識では、妖怪と暮らしているご自覚はありません。ご本人には内緒で、魂に許可をとってのクリアリングです。

なぜ9つもの別次元につながっていたのでしょうか。

それはお母様が、この次元だけではなく、10個の次元で同時に生きていたからでした。地球のこの次元に加えて、地球の他次元が6つ、別の星での次元が3つ。そのためこの次元の地球一つに集中できず、グラウンディングが0%の状態となっていました。

「多次元に生きてしまうプログラム」を、それを助長していた邪魔存在(お母様にうらみを持つ者)とともに、クリアします。

次に約束が一つ出てきました。今回生まれてくる前の転生間で、人生の青写真を決める時の担当の神様と取り決めた、「妖怪、半獣半人など、ユニークな存在達を支援する」というものでした。

人間から見ると、彼らは不気味な存在かもしれませんが、単にユニークなだけだそうです。お母様ご自身も、過去世においてそんな世界にいたことがあり、彼らの母親的存在だったため、今世でも、ご自宅を彼らに開放して好きに遊ばせていました。そうすることを彼らにも担当神にも約束していたのです。

基本的に彼らに悪意はなく、「この家はとても居心地が良くて、楽しくて、最高に魅力的な場所なのさ!」ということでした。「僕らユニークなだけなんだよ」ということを、強調して伝えてくる彼ら。その思いは理解できたのですが、とはいえ、このままというわけにもいかないため、約束をキャンセルさせてもらいました。    

お母様がユニークな存在だった時の多次元での過去世プログラムをクリア。またお母様が過去世で妖怪として住んでいた星が、他の星の者から滅ぼされていたため、星をエネルギー的に修復し、住む場所を失っていた者達と子孫達を戻しました。ここは妖怪と人間が共存できる次元の星だったそうです。

多次元の世界やユニークな存在達と離別することへのブロックや、彼らと離別してうまくいくとは信じられないプログラムをクリアしたところで、お母様が生きている次元は、この次元の地球一つだけになりました。

ご自宅にできていた多次元への出入口39個を封鎖し、残っていた存在4,365名を処置。


ところが妖怪1名が残りました。しつこくセッションの邪魔をしてくるため、理由を聞いてみると、お母様と過去世で一緒だったことがあり、妖怪界のトップ3にあたる存在でした。その縁を頼りに、「妖怪をやめて、人間に生まれ変わりたい」と訴えてきたのです。

「妖怪人間ベム」は実話だったのか!と衝撃でした。

「早く人間になりたい」というのがキャッチコピーの妖怪アニメですね。古いアニメですが、リメイク版や亀梨和也さん主演のドラマ版もあります。

私はあまりに驚きすぎて、口があんぐり( ;∀;)
「やっぱり、早く人間になりたいのね。」

放っておくとお母様にネガティブな影響が残り続けるので、彼の望みを叶えることにしました。妖怪を人間に生まれ変わらせるのは、JUST創始者の稲垣先生にしかゆるされていない手法のため、稲垣先生に行ってもらいました。

妖怪の転生は人間より早いそうで、その場で妖怪としての終わりを迎え、すぐ転生間に行き、もう生まれ変わったような気配でした。今頃はどこかでスクスクと成長していることでしょう。人間として幸せになるといいですね。

 

第1回はここまで。
T様の「妖怪シェアハウス」状態は、なかなか根深くて、まだ続くのでした。

第2回はこちらです。
→事実は小説よりも奇なり~多次元に入れ替わる家~

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