ギックリ腰と11%の○○
年末年始、6年半ぶりに実家の金沢に帰省していました。そして東京に戻った翌日、なんとギックリ腰になった私です(>_<)
もともと腰は弱かったのですが、SRT（スピリチュアル・レスポンス・セラピー）で大幅に改善しており、普段はほとんど気にならない状態でした。
それなのになぜ今回、ギックリ腰になったのか？
久々の長期休暇明け、「さあまたバリバリ仕事するぞ～」と思った矢先、「よりによってなぜこのタイミング？」と思いましたが、これが金沢に帰ったことと無関係ではなかったんです。
帰省中の出来事は、良いことばかりでした。
私が父の被害者でいることを止め、トラウマから卒業し、自己責任で新しく人生を生き始めてから、父に会いに行ったのは、実は今回が初めて。
父とは幼少期からいろいろありましたが、ここ十数年の関係は。
2006年8月
帰省数日で父とけんかになり、親子の縁を切ると実家を追い出され、結局夏期休暇のほとんどを親戚の家などを転々としてやり過ごす。けんかの原因は、父が私の小さい頃の写真を、アルバムから何十枚も引き抜いて捨てていたこと。
2012年3月
叔父の葬儀のため恐る恐る実家に帰省した私。そろそろほとぼりも冷めたかなと思いきや、顔をあわせるなり、「土下座して謝れ」と怒り狂う父。土下座まではしなかったものの、私から謝ってみても話は決着せず、小部屋に隠れて2泊。黙って東京に戻る。
2012年6月
金沢に行く機会があったけれど、もう嫌な思いはしたくないと実家には泊まらず、ホテルに滞在した私。父とは会わなかった。
2013年1月
もう父の被害者でいるのは止めようと決意。25年間憎み続けた父への執着を手放し、トラウマから卒業。
そして今度帰る時は、父がどんな反応をしようと、すべて受け止める覚悟を決めていました。私の顔を見るなりまた怒鳴り出してもいい、何を言われてもいい、認知症も入り始めたと聞いていたので、私のことを覚えていなかったとしても、それでいいと。
そして、今回の帰省だったんです。
2018年12月28日
数か月前から入院していた父と、病院で。インフルエンザの感染を防ぐためとのことで、ガラスの自動扉越しの短い対面だったのですが、もう、言葉は不要でした。
車椅子の上の父は、私のことをしっかり認識していたし、お互いにただ、何度もうんうんってうなずいて、「何も言わなくてもわかっとるよ。気持ちは通じている。」という感じでした。そして二人とも、涙が出てきてしまいました。
2006年8月以来、12年4か月ぶりの和解。一瞬でした。
トラウマ卒業以降、魂レベルではとっくにわかりあっていると思っていましたが、現実の世界で、父が生きている間にそれを確認できたのは、やはり良かったと思いました。
病気はもう治っているので、あとは長期入院で弱ってしまった足腰が、リハビリで良くなってくれればいいなと思います。認知症の方も、SRTで脳の再構築を何度もしたりしていたら、だいぶ改善されてきたようで、しっかりしてきたよと母が言っていました。
父のことを何十年も嫌っていた母も、父が入院したことで気持ちに変化があったらしく、いなくなったらセイセイすると思っていたら、一人暮らしになかなか慣れないそうで、両親の関係性も変わっていました。病気がギフトというのは、こういうことだなあと思ったりして。
で、ギックリ腰です。
良い出来事とはいえ、そこにいたるまでの過去のことなど、いろいろ思い出したこともあり、昔住んでいた元実家を2軒、久しぶりに見に行ったりもしていたので、やはりメンタル的には負担がかかっていたのですね。確かに非日常的な8日間ではありました。
で、なぜギックリ腰？
痛む腰を抱えながら、ペンデュラムでSRTのチャートに聞くと、出てきました。
私の潜在意識に残っていた、父への11%の恨み。
顕在意識では0%と示され、その通り、まったく自覚はありませんでした。父に対しては、6年前からすでに、感謝の気持ちしかなかったのです。
出てきた過去世は、私が父の息子だった時のものでした。父は人体実験の材料として、私を医者に強制的に差し出していました。なんて冷たい親だと息子の私は傷つき、その時の恨みが11%、潜在意識にまだ残っていたのです。
どうして今まで出てこなかったんだろうと思いましたが、今回がタイミングだったのでしょうね。父に実際に会ったのがきっかけで、深い所に隠れていたものがひょっこりと。ギックリ腰というおまけつきだったのは、まあ仕方ないですね。
でもこれで、父とは完全に和解できました。
＊父とのマイライフストーリーは、こちらにも書いています＊
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