私のSRT体験談~天職に導いてくれたSRT・前編~

プロフィールにさらっと書いてあるのですが、私は仕事への嫌悪感をSRT(スピリチュアル・レスポンス・セラピー)で手放しています。その話をもっと知りたいというご要望をいただきましたので、2年前に書いた文章を掲載したいと思います。

以前、SRTに関する本の出版企画がありました。内容の方向性が変わったため、没原稿となったものですが、当時のまま載せさせていただきますね。長いので、前編・中編・後編にわけていきたいと思います。私の例が、どなたかのお役に立てれば幸いです。

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「仕事嫌いの私を天職に導いてくれたSRT」 


現世で起きている問題の原因は、95%が過去世に起因していて、SRTはその問題の根っこを解決すると言われています。それを私が実感したのが、2014年に受けたセッションでした。

それまで27年もの間、苦しい思いをしていた出来事の理由が、ある過去世が出てきたことで、あきらかになりました。この過去世が原因で、おそらく他の過去世でも似たような経験を繰り返していたのでしょう。そしてその根っこをとにかくきれいにしたいという一心が魂の私にはあり、今世での人生の青写真を、苦痛を伴うことは承知の上で、自分でこんなふうに計画してきたに違いないと、この時、気がつくことができました。

なぜならセッションを受けただけで、その帰り道、達成感がとてもあったからです。本当の始まりはこれからとも思っていましたが、やっとクリアなスタート地点に立てたという意味では、ここに来るまでが最終目標だったという感覚があったのです。

「これで人生ゲームを一つクリア。やったあ」と魂が高揚したような、あの時の気持ちは、今でもはっきりと覚えています。


私が抱えていた問題は、「仕事への嫌悪感がある」ということでした。きっかけは、高校3年生の時にさかのぼります。私にはピアノの先生になりたいという夢があったのですが、ある日唐突に、父親から歯科衛生士になることを強制されました。歯科衛生士専門学校を勝手に下見してきた父から、「ここに行け」と、いきなり入学案内書を手渡されたのです。

どんな職業も、心から望んで就くのであれば、素晴らしいと思います。けれど音楽への夢を奪われた上に、理数系が昔から大の苦手で、「医療関係だけは絶対に嫌」と思っていた私にとって、歯科衛生士はあまりに希望とかけ離れた職種であり、「よりによってどうして?」という気持ちしか持てませんでした。


高校3年生は、私がもっとも勉強に励み、自分なりにベストを尽くして、クラスで一番の成績にまで達成できた時期でもありました。ですがその頑張りが報われるどころか、やってきたのは、望みとは真逆の未来。頑張った分だけ余計にむなしくなり、「これなら頑張らない方が良かった」と、心にポッカリ穴が開いたような状態になってしまいました。


ところが父に逆らえる家庭環境ではなかったため、まったく興味がない分野なのにもかかわらず、私は泣きながら、歯科衛生士専門学校に2年間通い続けるしかありませんでした。
専門学校卒業後、歯科医院に就職しても、当然楽しいはずがなく、どこまでも苦痛でしかなかった10年以上の時を過ごしているうちに、「仕事=苦痛」というイメージが、いつの間にか、すっかり自分の中に根づいてしまったのです。


「仕事とは強制されてやらざるを得ない苦痛をもたらすもの」という観念ができあがり、しかもこのことに自分自身で気がついていなかったため、「働きたくないと思ってしまう私は、怠け者なのかもしれない」と、自分を責めるような気持ちまで抱いていました。
実際に働くことから逃げて、無職だった期間も何年もあります。歯科衛生士以外の職種に就くようにもしましたが、何の仕事をしても楽しいとは思えず、義務的にこなしているだけという心情は変わりませんでした。

人生の中で仕事に重きを置いたことは当然なく、仕事が生きがいという方の気持ちもまったく理解できず、むしろ仕事を頑張っている方には、共感どころか反発を覚えてしまい、「仕事」とか「天職」などの単語にさえ、拒絶反応を起こしてしまうほどでした。

「天職」という言葉には、「仕事」よりさらに強制的な意味合いが加わっている気がして、「天職を見つけたい」と願ったこともなく、「これが私の天職です」とうれしそうに働いている方に出会っても、何が喜びなのかさっぱりわかりませんでした。


けれどこれらの感覚が、私独自のものであり、自分が仕事への嫌悪感を持っていることに起因している、とようやく気がついたのは、SRTのセッションを受ける7か月前です。原因がわかったので、手放せるのも時間の問題と思い、意識を変えていきました。ですが気持ちを完全に切り換えるのは、なかなか難しいことでした。


父とは職業の件以外にも、親子関係においていろいろな葛藤はあったのですが、その問題に関しては、それ以前のセッションで解決していました。
すでに父を快くゆるしている状態でありながら、仕事への嫌悪感だけがいつまでも残り続けていたため、「これは現世でできたものだから、どうしようもないのかもしれない」と私はあきらめかけた気持ちになっていました。


まさかこんな問題までSRTで解決できるとは、この時の私には、思いいたっていなかったのです。

 

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前編ここまで。中編へ続きます。


中編はこちら

→私のSRT体験談~天職に導いてくれたSRT・中編~

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2018年07月31日 | Posted in My Life Story | タグ: , , , , , , Comments Closed 

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