事実は小説よりも奇なり~多次元に入れ替わる家~
連載でお届けしています。
第2回の今日は、「多次元に入れ替わる家」です。
(第1回を読まれていない方はこちらをどうぞ)
→事実は小説よりも奇なり~早く人間になりたい~
「妖怪シェアハウス」状態となっていたT様のご自宅。
原因は同居されていたお母様が、多次元で同時に生きており、過去世で仲間だった妖怪達に、潜在意識で、出入りを許可していたからでした。
「家の中は雰囲気がガラッと変わり、軽く明るいエネルギーに変化しました。母の様子も、陰湿な感じから、少し明るい感じになりました。」とT様からご報告いただいたのも束の間。
以前のような強い敵意はないものの、また妖怪達が現れ始めたということで、隠されている原因がないか、探っていくことにしました。
前回のクリアリング以降、お母様が生きている次元は、この次元の地球一つのみで、それは維持されていました。ご自宅にできていた多次元への出入口も0個と示され、復活した気配はありません。
ではなぜまた妖怪達が出てきたのでしょうか。
チャートに答えがないと思われるこんなケースの場合、ちょっと想像力が必要です。その頃読んでいた本、東野圭吾さんの「ナミヤ雑貨店の奇蹟」からふとヒントを得た私は、ハイセルフさんに質問してみました。
「もしかして、時間限定で、家ごと多次元に入れ替わっている?」
答えはYesでした。
「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は、妖怪の話ではないですが、家一軒がそのまま異空間になるところが似ています。
以前はT様のご自宅の中に多次元への出入口がいくつもあって、そこからいろいろな存在が出入りしていました。ですが今度は出入口がなく、ご自宅がまるごと、深夜23時から3時までの間だけ、多次元に入れ替わっている状態だったのです。
一日のうちこの4時間に限り、お母様は多次元との交流を続け、その時間に家に入ってきた妖怪達の一部が、そのまま昼間も残っていたのでした。
T様のご自宅の間取り図の上にペンデュラムをかざすと、右に回るので一見問題がなさそうなのですが、「夜の11時を過ぎたらどうなるの?」と聞くと、グルグル左回りで、波動がガクンと落ちることを示すではありませんか。
そういうカラクリだったんですね。
第2回はここまで。
第3回に続きます。
第3回はこちらです。
→事実は小説よりも奇なり~妖怪クイーン~