事実は小説よりも奇なり~青虫くんが伝えたかったこと~

連載でお届けしています。
第3回の今日は、「青虫くんが伝えたかったこと」です。

(第1回を読まれていない方はこちらをどうぞ)
→事実は小説よりも奇なり~青虫くんとの出会い編~

(第2回を読まれていない方はこちらをどうぞ)
→事実は小説よりも奇なり~青虫くんとの過去世~


魔法使いによって青虫に変えられた人間だったことがわかった、青虫くんとA様のファンタジーワールドでの過去世のお話が、前回の内容でした。「待機している胎児をめぐる因縁プログラム」をクリアした後、魔法を解いていきます。

 

青虫くんにかけられていた魔法は、「人間から青虫になり無力にさせられる」という呪文でした。この魔法が解けないように、協力していた邪魔存在もいました。

魔法使い58名、ルシファー69名、ヒンドゥー教関連の悪魔1,709名、死神66名です。さまざまな過去世での関わりにおいて、A様と青虫くんに対して、屈辱感と敵意と不満を抱いていた者達でした。

処置を行うと、魔法の呪文の96%は消えたのですが、まだ4%残っていると示されます。そこでさらに下記を行っていきました。

 

「プログラム再構築への欲望」

 

せっかく過去世の因縁プログラムをクリアしましたが、A様も青虫くんも、これを再構築したいという欲望がありました。お二人とも、実はドロドロドラマが大好きだったんですね。はるか昔から「ドラマ」を持ち続けていて、これを手放すことにブロックがありました。

「ドラマ」とは文字通り、テレビドラマとか演劇とか映画のように、極端な現実を体験するというエネルギーです。ドラマティックな世界に自分から入り込んでしまい、ドロドロ劇の主人公とか、悲劇のヒロインとか、不幸な自分などに、ある意味酔いやすいといった傾向を意味します。

A様と青虫くんに共通の傾向でしたが、どちらかといえば、A様の方がより強く持たれていました。実際に今世の恋愛で、なぜか毎回、周囲の人間関係まで含めドラマのような状況になってしまうというのが、A様のお悩みでもありました。

「ドラマ状態への依存」「ドラマへの渇望」など、A様のプログラムやエネルギーを消していくと、プログラム再構築への欲望は、0%になりました。

ですがまだ、魔法の呪文が0.3%残っていると出ます。

 

 

「ドラマ依存を正当化する利得プログラム」

 

A様が、ドラマ依存を魔法の呪文のせいにすることで、自分を正当化できる得をするというプログラムです。「だって呪文をかけられてしまったのだから仕方ないでしょ。だから私、ドラマ依存じゃないもん」と正当化できるということですね。口実にするために、A様ご自身が、魔法を完全には解きたくないと思われていたわけです。そしてそれが、今世での恋愛パターンにも大きく影響していました。

 

青虫くんは、自分の魔法を解いて欲しいという希望ももちろんあったでしょうけれど、「僕にかけられた魔法を解きたいと思ってくれるなら、その恋愛パターンを手放して!」と、体を張って、A様の手助けに来てくれたという面も、大きくあるのではないでしょうか。

 

「ドラマって魅力的なのよ」

「ドラマティックでない恋愛には無関心よ」

「穏やかな恋愛なんて、拒絶するわ」

 

過去世から持ち越していたA様のそんなエネルギーを消去し、「穏やかな恋愛に満足できないプログラム」をクリアして、やっと、魔法の呪文が完全に解けました。

 

青虫くんは、A様が感じられていた通り、成仏していなかったのですが、クリア後、無事に旅立ってくれました。魔法が解けたので、もう青虫ではなく、来世では、人間か神界での存在か、もともとの姿で生まれ変わることになるでしょうね。

 

青虫くんからA様へのメッセージ
「僕はもうニコニコの笑顔になれたから、君も笑顔を取り戻して、幸せになってね!」

 

第3回はここまで。
第4回に続きます。

第4回はこちらです。
→事実は小説よりも奇なり~青虫くんの旅立ち編~

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